Interview with Alley Cats LV and former Cats In Boots guitarist Takashi O’Hashi (Japanese version)

INTERVIEW WITH ALLEY CATS LV AND FORMER CATS IN BOOTS GUITARIST TAKASHI O’HASHI (JAPANESE VERSION)
Date: December 16, 2016
Interviewer: Olivier

Sleaze Roxx: 北米の舞台でまたご活躍を見ることが出来嬉しいです。2013年に日本からアメリカへ戻ってこようと思われたきっかけは何だったのですか?また、なぜオレゴン州のポートランドを選ばれたのですか?

Takashi O’Hashi: 2010年に、コラボレーションをテーマにして制作したソロアルバム「Independent Souls Union」を完成させてた。次はアメリカでじっくりこのコラボスタイルによる制作の続きをやりたいと思っていた。ポートランドを中心に活動するシンガーソングライターのCasey Neillを友人が紹介してくれた。2011年の4月にポートランドを訪ね、彼と会ってみた。凄く上手く行って、とても興味深い音楽が出来そうだった。移住するのはまた大きなチャレンジだったけど、実行した。

Sleaze Roxx: Brent Muscatさんとは長い間のお付き合いがあると存じます。初めてお二人が出会ったのはいつだったのでしょうか。そしてこの約20年の間どのくらいお互いにご連絡をとられていましたか?

Takashi O’Hashi: もちろんFaster Pussycatはデビューの頃から知ってた。実際Brentと最初に会ったのは1992年頃だったと思う。俺はSlumloadsというバンドをやっていた時だった。そのバンドのフォトセッションでHollywoodにあるWilliam Hamesのスタジオにいたとき、そこで出会った。ちょっとだけ話をしたと思うけど、その後は特に連絡を取り合ったりはしなかった。俺はその頃NYに住んでたしね。

Sleaze Roxx: Alley Cats LVが使われている「The East Meets West」という言葉は1988にCats In Bootsのデモ、「Demonstration: East Meets West」でも使われていました。このアイデアに戻ろうと思われた理由を教えてください。

Takashi O’Hashi: これは仕掛人のシオンのアイデアだよ。別にCIBのアイデアに戻ろうというのではないけど、その言葉は、ALLEY CATS LVにおいても事実なんだからいいんじゃないかと思ってる。

Sleaze Roxx: Alley Cats LVは2017年にン本でツアーを行われます。日本からツアーを始めようと決めた理由を教えてください。

Takashi O’Hashi: 俺の大きなファンベースは日本にある。彼らはいつも俺に大きなサポートをくれるし、俺がやってることを常に大きな興味を持って見てくれている。その人達に真っ先に、新しく始まったばかりのこのバンドを届けたいと思っている。日本にはブレントのファンもたくさんいるしね。彼らもまた同じようにブレントの日本でのライブを心待ちにしてるから。

Sleaze Roxx: Alley Cats LVから新しい楽曲のリリースは予定されていますか?もし予定がありましたら現在どのような状況なのでしょうか?

Takashi O’Hashi: EPが完成してる。オリジナル曲の書き下ろし、全6曲だよ。

Sleaze Roxx: ファンは2017年1月の日本ツアーではどのような楽曲を期待していいのでしょうか?

Takashi O’Hashi: そのEPの曲や、Faster PussycatやCats In Bootsのセルフカバー、あと、ルーツであるR&Rの名曲もカバーするよ。

ALLEY CATS LV DEBUT EP PREVIEW

Second Coming of East Meets West ALLEY CATS LV featuring TAKASHI O’HASHI ex CATS IN BOOTS, BRENT MUSCAT ex FASTER PUSSYCAT, ZACH THRONE, & STEPHEN MILLS debu…

Sleaze Roxx: 2017年1月の日本ツアー後のコンサート予定を教えてください。

Takashi O’Hashi: 4月からLas Vegasとか、北アメリカでのライヴ活動が始まるときいている。

Sleaze Roxx: Babel EntertainmentのShion Francois とはどのようにして出会ったのですか?

Takashi O’Hashi: 2010年に聖飢魔Ⅱがダラスで公演した時に出会った。彼がそのイベントをコーディネートしていた。

Sleaze Roxx: あなたは北米では1989年のCats In Bootsのデビューアルバム、「Kicked & Klawed」で一番知られているアーティストかと思います。バンドが活動を止めた理由は何だったのでしょうか?活動を止められたことを後悔されていますか?

Takashi O’Hashi: Cats In Bootsは素晴らしいバンドだったし「Kicked & Klawed」も誇りに思ってる。なにより、Rockの歴史で最初の日米ハイブリッドなバンドだという意味で、重要なバンドだと思う。終わりに関しては全く後悔はしていない。あれはあれで良かったんだよ。だからこそ今の自分がある。

Sleaze Roxx: Cats In Bootsは2003年に日本でミニリユニオンツアーを行ったと存じます。そのライブ以降にバンドが集まって演奏されたことはありますか?

Takashi O’Hashi: リユニオンライブは凄くよかった。エネルギーも含めて全てがそこに復活してた。ただ、次のステージへのチケットだけが手に入らなかった。CIBはそこで完全に終止符をうった。

Sleaze Roxx: この10年ほどで80年代のヘア・メタルバンドの再結成が相次いでいますが、Cats In Bootsの再結成の可能性はありますか?

Takashi O’Hashi: ヘア・メタル?CIBの再結成の可能性はない。俺は完全に前だけを見て生きている。CIBが持ってた音楽的な魅力で俺が担当していた部分は、全てALLEY CATS LVの音楽の中に、もっと進化させた形でぶち込むよ。

Sleaze Roxx: あなたは音楽活動のキャリアをほぼ日本国内で過ごされてきました。北米と日本の音楽シーンの主な違いは何だと思われますか?

Takashi O’Hashi: そうでもないよ。デビューして2016年で31年目だけど、そのうちの12年間はアメリカで過ごしてる。日本とアメリカの音楽シーンの最大の違いは、結局、使ってる言葉だよ。

Sleaze Roxx: このインタビューに何か追加したいこと、ファンに伝えたいことはありますか?

Takashi O’Hashi: CIBやCIBの音楽が好きだった人、ALLEY CATS LVの音楽は、そんなみんなに届いて欲しいと思ってる。楽しんでもらえたら嬉しい。いい仲間と一緒に、R&Rへの変らぬ愛と情熱で出来てるバンドだよ。是非注目しててね。